ストリートビュー用に「THETA」で360°写真を撮影
ストリートビューとして全体イメージをもって撮影する
海沿いの小道で上の図の①〜⑦になるイメージで、7枚の360°写真を撮影する事にしました。
後々ストリートビューアプリで結合して「Googleマップ」にアップロードしたときに、360°写真の撮影時間データが優先されて1番はじめに撮った写真からリスティング上に表示される傾向があります。
撮影順番などをあまり気にせず撮っていると後ほどのマップ表示で納得がいかないということが多々起こりますので、一枚目の撮影からよく計画を練った上で撮影していくことをオススメします。
太陽と「THETA」
なんだか昔の昔の女性歌手グループみたいな見出しになりましたが(え?おじさんしか分からない?!)、「THETA」で撮影するときには常に気をつけないといけない事が太陽と「THETA」の向きです。
上の写真を見ますと、空の色が右上1/3から右下1/4に向かってカーブを描いて色が違うのが確認できます。
これは右側の方が太陽に向いているレンズで左側の方がその反対のレンズでそれぞれ捉えている風景が、「THETA」内部でスティッチ(縫い合わせる:合成)されているのです。
太陽側のレンズは反対側のレンズと違って光の量が違いますので、このように右左の色味の違う写真が出来上がります。
ただ、上の写真については「THETA S」アプリのライブビュー状況をスクリーンショットした物ですので、実際に撮影をして「THETA」でスティッチされて出力された写真はもう少し違和感のない処理を自動で行ってくれます。
ほぼ気にならないレベルでスティッチされています。
明暗差が大きい場合は太陽を横に
写真ですら眩しい太陽と横向きの「THETA V」
光が表裏のレンズに同じ量が入れば表裏で違いがなくなるので、「THETA」の側面に太陽があるようにカメラポジションをセッティングすれば、スティッチ後の表裏の違いは解消されます。
ただその場合、太陽と反対側にフレアというレンズ内側で反射した太陽の光が写りこむ事があります。
「THETA S」以降のモデルではかなり解消されていますが、日中の屋外で撮影するときはフレア発生防止のためこの配置を意識します。
しかしながらメインとしたい被写体がある場合やストリートビューの進行方向などは、スティッチ処理の影響を受けないレンズの正面で撮影した方が良いので、「THETA」の設置する向きは色々試しながら撮影されるのが良いでしょう。
赤い火の玉ゴーストや七色・白玉ゴーストもよく写りこみますが、ゴーストもカメラ設営方向で調整できます。
オプションセッティングを変えながら撮影
「THETA S」アプリ
上の画像は撮影で使うTHETA Sアプリのスクリーンショットですが、右下の黄色で囲んだ部分をAutoモードに切り替えるとその上の緑色で囲んだ部分でオプションセッティングを変更できます。
今回は簡易的にAutoモードで、オプションセッティングを切り替えて撮影しています。
やはりHDRが白飛びが少ないですし、幸い人や走る車などがいないのでHDRで撮影をしていって良さそうです。
(しかしながら全写真全パターンで撮りましたが)
「THETA S」アプリはAutoモード以外には完全手動設定のマニュアルモードや、シャッタースピード優先・ISO優先モードなど状況とお好みに応じて色々設定を変えて撮影ができます。
7枚の360度写真を撮影
上の写真は撮影した7枚の写真をまとめています。
トップの図中の①〜⑦に対して右上から時計回りとなっています。
それでは今回はここまででストリートビューを結合するための360°写真が揃った所として、次回はこれらを画像編集して結合していきます。